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サザンタイガーキャットとは?

サザンタイガーキャット、学名「Prionailurus rubiginosus」は、ネコ科に属する小型哺乳動物の1種である。身体の長さが約50cmで、尾が半分ほどの長さをもち、体重は約2kg程度である。毛皮の色は地味であり、背中は灰褐色であり腹部は白い。地中海地方から東南アジアにかけての広い範囲に分布しており、河川や湿地帯を中心に生息している。

サザンタイガーキャットは、主に夜行性であり、単独で生活する。食性は動物食であり、肉食動物として小型哺乳動物、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫などを捕食する。特に、河川に生息する小魚を好んで食べる傾向があり、そのため泳ぐことが得意である。

また、サザンタイガーキャットは、世界自然保護連合(IUCN)のレッドリストの準絶滅危惧種に指定されている。その理由としては、生息地の破壊や狩猟、生息数の減少が挙げられる。そのため、サザンタイガーキャットの保全に向けた取り組みが必要とされている。

このように、地味な色合いの外見からは想像もつかない、泳ぎの得意な小型哺乳動物であるサザンタイガーキャット。その存在を守るために、今後も研究や保全活動が進められることが期待される。